奥多摩・日の出山のパノラマを作り直す
今年2月頃にUpした奥多摩・日の出山のパノラマをPTGuiの「Advanced」モードを使って再スティッチしました。
先日6月14日にQTVR Diary -OFFLINE- / PTGui徹底解剖の影響を受けまして、これまで私のパノラマ制作では「Simple」モードでボタンを3回押すだけでしたが、これを改めて「Advanced」モードも活用して、ちゃんとスティッチしてみようと思った訳です。
こちらが日の出山のEquirectangular画像(スティッチ後)です。

と、一見奇麗に見えるのですが、拡大してみるとしっかりズレています。勿論、QTVRパノラマに変換する前にPhotoshopで修正するのですが、これが結構面倒です。最初からきっちり繋がってくれれば後工程が非常に楽になります。

今回の再スティッチでのポイントは、
1.「Optimizer」の「Minimize Lens Distortion」設定をデフォルトの「Heavy」から、一番ちゃんとやってくれそうなOption「Heavy + lens shift」に変更すること。
2.自動生成してくれたControl Pointのうち、誤差の大きいもの(Distance が 20とかを超えるもの)は思い切って削除してしまうこと。
の2点です。
まず、PTGuiを起動して日の出山のptsファイルを読み込みます。
コントロールポイント(Control Point Table)を見てみると、誤差が20pxを超えるものが結構ありました。

Optimizerの結果を確認すると、「not bat」です。
直訳すれば「悪くない」となりますが、上は「good」や「very good」がありますので、これは「結構悪い」です。

そこで、「Optimizer」の「Minimize Lens Distortion」設定を「Heavy + lens shift」に変えて、再度実行してみます。

いきなり「very good」になりました。設定一つで「not bad」→「very good」となる訳ですから、デフォルト設定でスティッチしているのは何とも勿体なかったです。
平均の誤差が1.56px、最大が25.19pxという結果でした。
次に、もう少し精度を上げてみようと思います。
Control Point Tableを開き、ちょっと欲張って3px以上離れているコントロールポイントは全て削除することにします。15個のコントロールポイントを削除しました。

より精度が高くなったようです。平均が1.09px、最大が2.89pxという結果になりました。
この設定を保存して「Create Panorama」した結果が以下になります。
右側が再作成したものです。ズレがなくなっています。

あずまやの屋根もちゃんと繋がりました。

今回再作成した日の出山のEquirectangular画像はかなり精度が高く、Photoshopでの後加工の必要がありませんでした。後加工は(気持ちに余裕のある時は)楽しかったりもするのですが、義務的になると結構辛いものがあります。
撮影およびPTGuiのスティッチの段階で、できるだけ後加工不要な画像を作っておくことは重要ですね。楽ですから、やはり。
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